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みやぎ就農ナビ

持続可能な資源循環型有機農業の実践

  • (有)大郷グリーンファーマーズ
  • 取締役 社長 郷右近 秀俊 さん
  • 所在地:宮城県黒川郡大郷町粕川熊野脇16
  • 事業内容:お米、野菜、鶏卵の生産・販売など
  • 特徴:資源循環型有機農業をテーマに安心して食べていただける農業を目指し、従業員一同日々努力しています。

事業内容

事業概要を教えてください。
当社は、土地利用型を中心に資源循環型有機農業を目標にやっている、農地所有適格法人です。
面積は、だいたい100haです。そのうち、主食用が半分の51ha。そのうち、JAS有機が5ha。それ以外が全て特別栽培という状況です。
そのほかに、飼料用米が15ha。米粉用米が2ha。大豆が18ha。野菜が3ha。それに加えて、パイプハウスですね。施設のお野菜が約1ha。という経営規模で生産・販売をしている会社です。
(補足:1ha(ヘクタール)は、おおよそ100×100メートルのことです)
経営の特徴を教えてください。
資源循環型有機農業を経営理念としています。
それが地球そのものに、環境負荷も少ないですし、一番消費者の方に理解していただけるのかなぁと思っています。
簡単に言うと、「持続可能な社会」あるいは、「持続可能な地域産業」が持続可能性というものを念頭に置いた上で、生産・技術を持っていかないと続かないということだと思いますので、このような農法を適用しています。
ただ、手間とコストは非常にかかるので、そこをしっかり理解して下さる消費者の方といかに「つながる」か、ということも大きな仕事の一つと思っています。
資源循環型有機農業に取り組んだ背景を教えてください。
消費者の皆様から教えていただき、経営しながら、それに取り組んでいきました。
いわゆるマーケットインと言われますけど、「誰のために、どういう作り方で、何を目指すのか」というのが、はっきりしていなければ結局は我々の作っている生産物もまるっきり差別化、ブランディングができません。
そのためには、非常に勉強も必要ですし、「土づくり」という部分、あるいは「人づくり」という部分が、非常に年月がかかりますので難しいですね。

販路は?
市場には、いっさい出しておりません。
100%ではありませんが、ほとんどが契約栽培です。こだわりをきちんと理解してくださる、生協さん。それから大手の量販店さん。あとは外食さんなどBtoBが8割です。
あとは、道の駅が町にありますので、そこでの直売所もあります。農協さんが運営されている直売所もありますので、そこにも卸しています。
他に取り組んでいることは?
消費者の皆様との体験交流会を実施しています。
これは、消費者の皆様に「生産現場を知って欲しい!」そんな思いから始めた企画です。
年10数回行いながら平成30年で22年目を迎えました。生協さんと一緒に開催し、年間に4回。のべ200~300人ぐらいの組合さんには来ていただいております。
地元の小学生は、親と一緒に参加されたりしています。田植、田の草取り、稲刈、野菜の収穫や料理実習など体験メニューも豊富です。
生産現場を見て、聞いて、触れて、食卓に上がるまでのストーリーを身近に感じてもらうことで理解を深めて頂けるように努めています。 環境について学ぼうとする市民講座等で当社の取り組みについての紹介、体験学習の場を提供することにも取り組んでいます。

求める人材

どのような人材を求めていますか?
真面目で、やる気のある人を求めています。それが基本的なスタンスです。
即戦力というのは、農業はなかなか難しいです。色んな業態・業種もありますので、最初から即戦力で何でも出来るというのは、難しいです。
戦力になるまでには、センスのいい人でも3~4年ぐらいはかかると思います。
指導やマニュアルなどをもとに説明しますが、農業経験あり・なしに関わらず、先輩が「何のために、どういう仕事をしているのか」をよく見ている人は覚えが早いです。
将来、独立就農希望者も受入可能ですか?
やる気がある方は、OKです。
大規模な法人さんや歴史のある法人さんも「のれん分け」みたいなシステムで対応しています。
うちに入社し技術等を身に付けて、その後独立した後でも、生産と出荷を共同で実施する方法等もあると思います。

(写真/文:みやぎ就農ナビ編集チーム)